南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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やっと作った自分用10proリモールド

なにを隠そう、家人が10proリモールドを手にした時、激しく嫉妬したのはワタシです。

まあそれは良いとして。今まで内部の断線で使えなくなり、片側だけが残っていた10proに加え、とうとうもう片側のドライバを入手したので今度は自分用に10proリモールドを作成することにした。

メーカーは以前と同様にRooth。理由としては下記の通り。
・家人が作ったものの品質が高かったこと
・その製品の音質が想定通りのもので、とても好きなタイプであったこと
・単純に価格

この3つの要素はどれも大切だと考えるが、某代理店の場合だと安いプランだと18,000円程度で作成できる。この場合でもフェイスプレートの色だけは指定できるし、自分はもともとロゴを入れるつもりも特殊な装飾を付けるつもりも無かったので迷いは無かった。ただ、ケーブルが別売りなのが微妙に痛かったが(9千円超え)、インプレッション採取が近所の親切な補聴器店にて4千円であることを考えると、トータルでも3万円をちょっと越える価格で作成できた。音もそもそも好きなのだし、願ったり叶ったり。実際に出来上がりも満足できるものだった。
ちなみに納期はホームページ 上で3〜4ヶ月、店舗では2〜3ヶ月と言われたが、結局一ヶ月と10日ほどで到着した。

前回の家人のものと大きな違いは、ドライバの販売時期である。彼のものは約2年前に購入したもの、僕のものは片側が5年ほど前で、入手したものはそれよりももう少し新しいものだ。その点がもっとも心配な点である。
ただ、リモールドに出す前に入手した片側のドライバを使って音質のチェックをしてみたが、左右の音質に差異は無く、これならとOKを出したものである。

フェイスプレートのカラーはずいぶん悩んだ。まず、クリア系があまり好きではない。かといって黒はイヤだ。ダーク系で赤が入っているものが良かったので、結局ワインレッドを選択した。



 
しかしこうやって見ると、想定よりもずいぶん茶色系な感じがする。もちろん事前にサンプルは見ているわけで問題は無いのだが、不安を感じたのも事実である。アートワークは、同じものだときっと後で飽きてしまうと思い、その時々で気に入ったデザインのシールやオブジェクトを貼ることにした。その場合、シェルをそのものへの悪影響も考えたが、まああまり考えないことにした。(^_^;)

で、これが現在の状態。シェルは相変わらずクリアで美しい。僕は耳道がかなり太いのは分かっていたが、思った以上に太くてちょっとビックリ。フィット感自体もキツクも緩くもなく問題がない。個人的には少し緩いくらいが疲れなくて良いと感じていたので、バイトブロックは使用せず、少しだけ口を開ける程度にしたのが幸いしたのかも知れない。圧迫感は皆無。それでいて遮音性はComply並だ。付けている状態で刺激がなく、これは素晴らしいと思った。ただ、実際に作成してみて改めて感じたのだが、その日の体調なのか、気温や湿度の関係なのかフィット感が微妙に変わる。もちろん音質が変わるほどではないし、音を出さないでジッとしていて初めて気がつく程度だけれど。その場合は耳の色々な部分を軽く引っ張って空気を抜いたりしていると落ち着くので問題としては軽微であるが。

さて、音質に行こう。構成的にもf特のグラフも家人のものとほとんど同じ。やはり左右のバランスはグラフ上で微妙な個々の振幅の差があるけれど、聴いた感じでは分からない。相変わらずの10proの音だし、フィット感が上がった分だけ音場が若干狭く感じるのも同じ。ただ、分離も定位も自分専用のシェルのものは格段に良い。やっぱり作って良かったと感じた瞬間である。前にも書いたが、僕は事前に多くのカスタムIEMを試聴したが、やっぱり家人の作った10proリモールドが一番好きだと言うことも当然ある。
逆に言えば、先日のブログ以上に特筆する点が無い。
ただ、個人的にはもう少し高音の量感が欲しいこと、低音が少な目のこと、ボーカルが遠いことと言うMOMENTUMを使う際と同様の好みがあるため、その部分については結局イコライザーを少しだけ調整することにした。

イヤホンはカスタムの良さ、ユニバーサルにはユニバーサルの良さ、ダイナミックドライバにもやっぱり個性があるし、ヘッドホンで音に包まれたいことがある。結局使い分けとなるのだけれど、こいつの出番が多くの時間を占めるだろう・・そう思える機種である。

おまけ

この10proリモールドに色々なポータブルアンプを試してみたが、ぴったりと好みの音になるのが一つもない。音が明瞭になっても「音」が聞こえるだけで「音楽」が楽しめない。音の粒度と言うか精細感が増したせいか、単にアンプの性格付けによるものかは分からないが、音が個別に主張してしまって音場に隙間があるように感じてしまう。色々と試した結果、結局しばらくは直差しで使うことにした。多くのマニアに言わせればあり得ないことかも知れないが、僕はiPhone直差しの音が一番好きだ。

ただ、これだと問題がある。電車での停止/再開、曲送り、ボリュームの調整の度にiPhoneを取り出して画面を操作しないといけない。かといって試しにコード間にリモコンを付けてみたら酷い音になった。あれこれ考えて、結局このBluetoothリモコンを使うことにした。

これならリモコン本体を見ずにブラインドで操作ができるし、音質には何の影響もない。使ってみたがバッテリーも極端に減ることがない・・と言うよりは液晶パネルを光らせるよりはずっと節電効果がある。ただし、パスワード設定をしていると曲送りの際に一度パスワード入力画面が表示され、2度目で実際に曲が送られると言うことになる。でもまあ、ブラインドで操作できるのだし、手間が多くなったと言う実感すらない。あえて問題を挙げるのであればそのくらいだろうか。価格も 3千円以下だし、お勧めできる商品だと思う。参考までに。