南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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URoad-9000購入

WiMAX生活は思ったよりも大変なこともあるけれど、概ね便利に使っている。ところが最近、息子も使いたいと言い出したので、SoftBankの契約をフラットからスマホに変更するという条件付きで、新たにURoad-9000を購入した。

で、息子に渡したところ、まだ初日だというのに思ったよりも速度が出ないと不満を言ったので、とりあえず僕の使っていたWM3500Rと交換してみることにした。それから一週間ほど経過したので簡単にレビューを書いてみる。細かい仕様についてはシンセイコーポレーションのホームページを見ていただくとして、使い勝手を中心に紹介する。

外見は丸くて四カ所にLEDと液晶ディスプレイが装備されていて、中々高級感がある。普段使いとしてはモバイルバッテリーを持っているので大容量タイプのバッテリーしか使うことがなく、それに対応した蓋を装着して使用している。これだと表面積だとそんなに大きく感じないが、厚さは25mmほどあり結構厚い。試しに胸のポケットに入れてみようとしたら入らなかった。これ、地味に不便。まあ、バッテリー容量とのトレードオフなのでいた仕方のないところではあるが。

それと、困ったことに結構熱をもつ。これはWM3500Rでも同じだったけれど、それよりも幾分熱く感じるので、夏場は結構大変かも。何より、機器の故障やバッテリーの劣化を誘発しないか少々心配でもある。

さて、速度の比較を。息子は「遅い」と表していたけれど、至る所で実測してみるとWM3500Rよりも早い。今まで普段は3〜5Mbps、MAXでも6Mbpsにやっと届く感じだったのが、電波状態が良ければ普通に5Mbps以上、場合によっては7Mbps超えの時もある。これだけ違うとは思わなかった。このくらいの速度だとADSLを解約して・・と考える人がいるのも頷ける。速度の安定感は似たようなもの。ただ、気になるのはpingが遅いこと。何度測定しても200msを切ることができなかった。WM3500Rでは快調な時には大抵200msを切っていたのでこれは意外な面。僕はオンラインゲームとかはしないけれども、この辺はやっぱり問題だと感じる人もいるのだろうと考える。

更に良かった点としては、WiMAXがエリア外、エリア内を出たり入ったりする場合に、復帰が早くほとんどストレスを感じなかった。この辺はWM3500Rは弱くて、一度切断されると中々繋がらない、もしくはiPhone側のWi-FiのON/OFFをしないと復帰してくれないこともあった。これは大いに評価したい。iPhone側からはWiMAXの電波を確認するには設定画面を表示する必要があり、それ以外にイチイチ本体を取り出して確認したりスイッチを入れ直したりするのはとても面倒だからだ。これを味わってしまうと、WM3500Rに戻るのを躊躇する。ひょっとしたら今頃息子は繋がらなくてイライラしているかも(苦笑)。

バッテリーのもちは概ね公称通り。電源を入れっぱなしにしてあるがだいたい7時間は大丈夫だ。小容量の方は試してないので分からないけど。ただ、液晶の表示がリニアでは無いのが注意する点かも知れない。はじめの二つは中々減らないが、残り二つになると急激に無くなる。まあ、公称通りなので使っている時間を認識していればあまり困らないかも知れないが。

細かいところで便利なんだろうなと感じたのは、Wi-Fi側からのパケットが届かなくなるとWiMAXを切断して本体がスリープになる。そしてここから再びWi-Fiで接続するとWiMAXが活性化されるのだ。普段接続しているiPhoneは裏で常時通信しているため、実際にそういう場面には遭遇していなのだけれども、これは便利。WM3500Rでは再び電源を入れ直さないといけないので、設定でOFFにならないようにしていた。この機能は是非WM3500Rにも欲しい。できれば、WiMAXが不通の時に、Wi-FiをOFFにする逆の機能も欲しいところ。そうすればiPhone側で状態が監視できる。

欲しい機能としては、バッテリー残量を端末側から確認する手段が欲しい。イチイチバッグから出すのは、電車内とかだとかなり煩わしい。WM3500Rであればweb画面、もしくは有志が作ってくれたiPhone用のアプリで確認ができる。この機能は是非付けて欲しいと思う。

とりあえず一週間の感想だけれども、速度が7Mbps出るとかなり快適だ。もちろん、今までも5Mbps程度は出ていたので十分快適だったのだけれども、やっぱり人間は欲張りだしね。息子がまた交換して欲しいと言うまでは、しばらくこれでネットを楽しむとしよう。