南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

イヤーパッド交換

先日購入したDENON AH-D1100は本当に好みの音を出してくれる。今では外出には無くてはならない存在になった。

しかし、不満もないわけではない。以前の記事にも書いたけれど、まずはそのアームのデザイン。今でも電車の窓ガラスに映る自分の姿を恥ずかしく感じてしまう。まあ、普段は自分の姿は見えないわけなので、気にしなければ良いのだけれど。

もうひとつはイヤーパッドの固さ。低反発タイプなので元々しっとり感みたいなものはあるのだけれど、 少々僕的には固すぎる。メガネをしているとその部分が浮いて音が漏れている感じがするし、顔を動かしてもパッドが浮く感じがしていた。ところが、家電量販店でAH_NC800のイヤーパッドを触ってみると、もっと柔らかくて肌触りが良い。カップの大きさも同じようなので、これなら付けられるんじゃないの?と思い、早速取り寄せてみた。

で、取り寄せたイヤーパッドを見ると・・なんと、パッドの形状自体は同じだけれども内部の布が貼ってない。慌てて量販店で実物を確認してみると、NC800は布がパッドではなく、本体側に付いてるではないか。うわー、失敗したか・・と思ったが、よくよく見てみると、パッド自体は形状が同じなのだから、布を貼れば使えるんじゃないの?と思い、早速試してみることにした。

布の選択は色々と迷ったが、現在のパッドをバラして再利用することにした。他の布を付けてみることも考えたけれども、音質に与える影響を考えるとあまり冒険はしたくない。とりあえずは現在のパッドを解体。これはそれほど難しくなかった。布はパッドのベースになるプラスチック部分に接着剤で貼り付けてあるだけ。なので、カッターで切り込みを入れるだけであっさりと分離することができた。

次に、この布を新しいパッドに張り付ける。ベースの厚みが若干増えるが、ベース自体のラバー部分が厚みを吸収してくれると考え、ドライバ側のベースに瞬間接着剤で貼り付け、はみ出した部分をハサミでカットしてみた。

出来上がりは悪くない。早速本体にはめてみると・・見事に収まった!元々、D1100の布はたわんでいてユルユル。それを平坦に貼り直したので見た目もスッキリした。iPhoneに接続してみたが、音質も特に変化なさそう。っていうか、パッドが柔らかくなったことで密着感が増し、以前よりも低音が響く感じになった。ただでさえ低音が多いので若干気になったが、それほど違いがあるわけじゃない。むしろプラセボっぽいのでこのまま使ってみることにした。

通勤で二日ばかり使ってみたが、実に快適。前は耳に当たってる部分の固さを感じたけれども、このパッドは実に心地よく肌に密着してくれる。遮音効果も高い。パッドの値段は4千円近くするが、これは良い買い物だったと言えるのかも知れない。しかし、今回の改造はやっぱりイレギュラー。実際には100周年モデルのA100ならそのまま付けられたかも知れないが、これは未確認。是非、持っている人は教えていただきたいと思う。