南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

猫とガジェットと映画と小説の毎日です。

映画

【微妙にネタばれあり】ド派手過ぎね?(映画:ドクター・ストレンジ)

予告編からしてド派手だったマーベルの新作、「ドクター・ストレンジ」。役柄で様々な顔を見せるベネディクト・カンバーバッチが主演、そしてその師となる女性がまったく年齢不詳なティルダ・スウィントン・・ということで観に行くことにした。 正直なところ…

【ネタばれあり】クールに闘う女戦士(映画:アンダーワールド ブラッド・ウォーズ)

とうとうシリーズ5作目。このシリーズは全作観ているハズ・・だが、微妙に思い出せないポイントもあるけれど、とにかく最初の1作目で主演のセリーン役のケイト・ベッキンセールのそのクールな美しさがとてもインパクトがあって、それで興味本位で観たという…

2016年の僕的映画Bestはこれだ!

ええと、毎年恒例・・というか、まだそれほどやっているわけじゃないけれど。 一応、劇場版でいくつか、初見のBD/DVDでいくつかを選択するようにしている。今年の劇場映画は18作、BD/DVDがここまでで301作観ている。BD/DVDの初見は・・と見ると、結構少ない…

【ネタばれあり】4DXのシート、デカ過ぎ(映画:ローグ・ワン 〜スター・ウォーズストーリー)

予告編を観て気にはなっていて、それでもこれはサイドストーリーであってジェダイナイトが出ないものは「スター・ウォーズ サーガ」じゃない・・ということで、観ようかどうしようか思案していた。が、家人が「観に行こう」ということで観てきた。 時は帝国…

【ネタばれあり】魔法への憧れを思い起こすひととき(映画:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅)

ハリー・ポッターシリーズの延長にある?との話しで、最初はあまり興味が無かったのだが「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観てきた。 魔法動物学者のニュート。彼は魔法動物についての本を書くため、世界を旅しながら様々な魔法動物を集め、…

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 3D」到着!

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の覚醒は、日本では当初は2Dだけの発売。だが、9月2日に11月22日に3D版の発売がアナウンスされていた。やっとその日が来た。 ディズニーの販売形式は色々と批判が多くて(僕もその一人だが)、いらない特典がたくさん付…

【ネタばれあり】もう少し見せ場が欲しかった気も(映画:レッド・ライト)

どうも評価がいまひとつな映画、「レッド・ライト」。ロバート・デ・ニーロ、シガニー・ウィーバー、そして主演にキリアン・マーフィー。なかなか豪華な組み合わせだと思う。個人的にキリアン・マーフィーが大好きで、調べてみるとそれほど多くの映画に出演…

【ネタばれあり】是非、IMAX 3Dで!(映画:スター・トレック BEYOND)

まず最初に書くことがある。もうご存じのこととは思うが、この映画の公開前の2015年2月に「宇宙大作戦」からのスポック役であるレナード・ニモイが亡くなっていること、そして公開直前の2016年6月にチェコフ役のアントン・イェルチンが事故により27歳の若さ…

【ネタバレあり】完璧な暗殺者、ジェイソン・ボーンはどこに?(映画:ジェイソン・ボーン)

とりあえずの感想としては・・うーん・・今までのマット・デイモン出演のボーン・シリーズとはちょっと異なる印象を受けた。別に悪いわけじゃないんだけど、テイストが違うというか。今までのボーン・シリーズでは「暗殺者」であるジェイソン・ボーンのその…

【ネタバレなし】個人的お勧め映画:ヴィレッジ

M・ナイト・シャマランというと、興業的にはいくつかの成功もあるものの、「シックス・センス」以降にはあまり良い印象を持っていない。なぜかビック・ネームになっている感があるが、いくつかの作品ではレジー賞まで受賞している始末でもある。その中で個人…

【ネタバレ】「怒り」よりも「悲しみ」しか感じなかった(映画:怒り)

見終わって最初に思ったのはタイトル通りで、「怒り」よりは「悲しみ」を感じたこと、そして、原作を読んでみないことには、この映画の辿り付くべきところが何なのか理解できないのだろうと感じたことだ。 物語は東京で起きた猟奇殺人から始まる。風呂場で惨…

【ネタバレあり】きっとアナタは二度観る(映画:メメント)

以前から評判の高さは知っていたが、どうもサイコサスペンスの雰囲気があり、見逃していた作品でもある。で、今回、思い切って観てみたが、どうして今まで観なかったんだ?オレ・・と真っ先に思った。なるほど、評価されるだけのことはある。やっぱり映画は…

【ネタバレ】映画:「あるスキャンダルについての覚え書き」

なんというか・・ジワジワと真綿で締め付けるような恐怖が広がる映画だと感じた。 ロンドンの中学校の教師である初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)。同僚教師として着任したシーバ(ケイト・ブランシェット)は、美しく清楚で透き通るような肌の美女だった…

日本人こそ観るべき素晴らしい映画(映画:ガン・ホー)

昨夜、録画されていた「ベスト・キッド・シリーズ」を観ていて、「ベスト・キッド2」の最後に一瞬「ロドニー・影山」さんが映る。この名前を知っている日本人はほぼいないだろう。だが、僕にとっては映画「ガン・ホー」で見せる典型的ステレオタイプの日本企…

笑いのツボにはハマるが、なんか悲しく辛い気分(映画:ペット)

昨日、続けざまに二本の映画を観たせいか、今日は微妙に疲れ気味。間に休憩を挟んだとはいえ、「座りっぱなしの二時間」ってのは今の弱った僕の身体にはかなりキツイ。 ということはともかく、昨日に続いて映画の感想を。もう一本の「ペット」である。 ニュ…

【ネタバレ】ストーリーはともかく、ど派手なビジュアルエフェクトに度肝を抜かれる(X-MEN:アポカリプス)

X-MEN、これで何作目かなぁ・・と考えると、既に8作目に入っている。実際のマーベルコミックを読んでいないのだけれど、そちらはどういう展開なんだろうか?と思ったり。 ということで今回は連休だったので「ペット」と「X-MEN:アポカリプス」を観てきた。…

【ネタバレ】まさに「ヤラレタ!」と唸る最後の瞬間(映画:ピエロがお前を嘲笑う)

お盆の帰省も終えて、個人的な夏休みはもう終わりかなぁ・・と思うとちょっと残念。これから暑さが増すことを考えると少々憂鬱な毎日でもある。 今日はドイツ映画である「ピエロがお前を嘲笑う」について書こう。 実はお休みということもあって、この前に「…

これが怪獣映画だ!(映画:昭和ガメラシリーズ)

口直しというわけじゃないが、ガメラシリーズを観返してみた。 もちろん平成版は特撮がある程度進化(1995〜1999年)している。もちろんそれでも現在のCGを多用した2014年のハリウッド「Godzilla」にはそのリアリティ(というのも変だが)は敵わない。 しか…

【ネタバレ】オレには分からん・・(映画:シンゴジラ)微妙に追記

「久し振りにヒドイモノを観た・・」が、最初の見終わった印象だ。日本版ゴジラファンには大変申し訳ない。先に謝っておく。 なんかもうね・・。ダメだと思う点をあげつらうとキリがない。 一番キツかったのは、映画が全体的なまとまりに欠けていると感じた…

映画:天地創造/十戒

すンごく久し振りに「天地創造」と「十戒」を観てみた。年齢的にもリアルタイムではなく、たしかレンタルビデオで借りたのが最初のことだったと思う。 改めてこの年齢で観てみると、そもそもが両者とも旧約聖書の映像化という時点でドラマ性はほとんど無い。…

【ネタバレ】映画:恋するベーカリー 〜別れた夫と恋愛する場合〜

もう観たのは随分前の映画で、その後も何回か観た。ただ、どうも頭の中がうまく整理できない映画であった。そもそも原題が「It's Complicated(複雑!)」である。どうにも納得できていそうでできていないってのが本音だ。だから今までも感想を書いてみよう…

【ネタバレ無し】インディペンデンス・デイ:リサージェンス

今日は「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」をば。 いつもはネタバレを基本として書いているのだけれど、この映画は、そもそもネタらしいネタが無い。もちろん、細かく言えばまったく無いわけではないが、これはもうストレートにCGドカドカなSFアク…

【ネタバレ】もう一つの地球に贖罪はあるのか?(映画:アナザープラネット)

この映画、以前にレンタルで借りて印象に残っていたのだが、Blu-ray化されたものを量販店で見付け、購入し再視聴したものである。 何がどう印象的だったか・・というと、空に浮かぶもう一つの地球という不思議な映像、全体の暗いトーン、そしてエンディング…

リメイク版「ベン・ハー」は前作を超えられるか?

以前から話題に上り、当初は2016年8月に公開予定だったものが大幅に延期され2018年公開予定の「ベン・ハー」。もちろん、1959年のリメイクだ。 「ベン・ハー」と言えば映画好きでなくても多くの人は知っているだろう。チャールトン・ヘストン主演で公開され…

最近、ウチで流行ってる大昔のアメリカテレビドラマ(Taken)

この名を見て「あぁ、あれか!」と思える人はそれなりの年齢の人だと思う。とは言うものの、この頃には「24」や「LOST」なども放映された時期で、アメリカテレビドラマのハシリではないかとも思う。「24」も「LOST」も最初は面白かったのだが、シーズン4とか…

【ネタバレ】結末のオチはこれで良いのか?(映画:ダーク・プレイス)

今月は割と映画館に足を運んでるな〜・・という印象。もちろん、映画専門でレビュー記事を書いているような人のようにはいかないし、2時間動けないで座りっぱなしと言うのはちょっと辛い。で、今日はシャーリーズ・セロンの「ダーク・プレイス」を観てきた。…

若き才能の早過ぎる喪失(アントン・イェルチン)

夜中にやっとこのニュースを読んで、今でもちょっと信じられない。 news.goo.ne.jp www.huffingtonpost.jp アントン・イェルチン、27歳。最近は新たな「スタートレック・シリーズ」で注目され、活躍が目立ってきて知名度が上がってきた俳優だが、そもそも彼…

【ネタバレ】異色のSFサスペンス(映画:10クローバーフィールド・レーン)

最初に色々と書いてしまうとネタが分かってしまうので、まずは映画の紹介から。 夫婦げんかの末、家を飛び出したミシェル。その途中で自分でも分からないうちに事故に遭い、気が付いた時には知らない場所の密室に閉じ込められていた。密室は、昔軍隊にいたと…

【ネタバレ】あざやかなスピード感?(映画:マネーモンスター)

そろそろ夏日がチラホラと訪れはじめた6月。年々暑さが増すなぁ・・と小規模な範囲で地球温暖化を感じつつ、昨日はジュディ・フォスター監督作品、「マネーモンスター」を観てきた。 「マネーモンスター」は人気の株式投資番組である。その番組で紹介された…

古き時代劇特撮映画:恐怖の「大魔神」を侮るなかれ

先日、「ガメラ」について書いたのだけれど、その時にも少し「大魔神」にも触れた。どうにも懐かしくて久し振りに観たくなり、三部作を一気に観た。 見た通り、これも北米版である。元々が日本語の映画なので、英語の字幕を切れば普通に楽しめる。なにより価…