南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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Amazon Echo Dot到着

最初はAmazon Echoにはあまり興味はなかったのだけれど、現在、自宅で使っているiRemoconと連携が取れるとのニュースを見て、さらにPrime会員であることで期間限定で2,000円割引とのことで購入してみた。

スマートホーム機器との連携のニュースはこちら。

購入は「招待制」。商品ページから「招待メールをリクエスト」したところで二週間ほど?で招待メールが届き、すぐに手続きをした翌日に届いた。最初は大型?スピーカータイプのものも考えたのだけれど、音楽を聴くような場合はEchoは使わない・・という判断もあってDotにしたが、ラジオを聴くことを考えるとスピーカータイプでも良かった?・・と、ちょっと思ったかも。ただ、幸いにして、Dotの音質でも低音の量を除けば悪くはない。本体は直径10cmほどかな。割とズシリとくる重さがある。

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ちなみにACアダプタはこんな感じ。質感が高いかな?

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早速、電源を入れてみる。イルミネーションが美しいので暗い場所で動画で撮ってみた。まずはACアダプタを接続したところ。

動作の意味するところははっきりとは言えないけれど、おそらくDHCPでIPアドレスを取得したくらいだろうか。

そして、その後はスマートホンのアプリから設定を行う。最近の傾向に従って、紙のマニュアルはほとんどないに等しい。アプリは「Amazon Alexa」というそのまンまの名称だ。

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起動したら、まずは機器登録を行う。流れは以下。

  • スマホとAmazon Echo DotをWi-Fiでpeer to peerで接続
  •  Amazon Echo Dotの接続先Wi-Fiアクセスポイントの設定
  • 設置されている位置情報(住所、天気予報などを聞く場合に)の登録

メニューをみると、操作自体は簡単そうだが、設置してすぐに使える・・かというとそうでもない。例えば、天気を聞きたい(位置情報を設定したので現地の天気を教えてくれる)とか、ニュースを聞きたいとかはチャンネルを特に選択しなくても大丈夫だが、自分の意図する情報を引き出したい場合には、まずは「スキル」の設定をする必要がある。たしかに「アレクサ、Maroon5を流して」と言えば Amazon Musicから曲を選択して流してくれるし、リラックスしたい曲といった曖昧な表現でも大丈夫。この辺はちょっとAppleのSiriと似たように感じるが、サービスの幅が広いことと今後さらに広がっていくこと、あくまで現時点だが、スマートホームを中心とする他のサービスとの連携が予定されていることがある。そもそもそういう製品だ。上記のことくらいならApple Watchの方がはるかに便利だ。

さて、ニュースや天気も自動的に選択はする。ただ、自分が特定の情報にアクセスしたり、意図した動作をさせたい場合には用意された「スキル」を設定する必要がある。

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 例えばこんな感じに用意されている。これは「波の音を聞く」スキルだ。呼び出し方は割と適当で良い。

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「スキル」はまだまだ少ないけれど、今後さらに広がりを見せるだろうし、自分でスキルを作ることもできるだろう。まあ、これは今後の楽しみに。

追記:スキルが増えてきているけれど、似たようなスキルを設定してあると呼び出し方にコツがいる。例えばニュース系なんかだと「◯◯のニュースを教えて」とか。あまりたくさん設定しておくと色々と面倒になるかも。

それでは、「アレクサ、波の音をスタートさせて」と言ってみる。

これは波・・か?・・はともかくとして、こういうことが簡単にできるということだ。ラジオや音楽、天気なども実に簡単。ただこれも、よく考えれば今までSiriでできていたことと大差ない。さらに言えば、SiriからiPhone経由でAirPlayを使ってAVスピーカーを鳴らすこともできるわけだ。噂されるApple Podでも同様のことができるようになるのだろうが、まずは色々と試してからでもあるだろう。これからGoogle Homeだって登場するわけだ。

ただ、僕自身が大きく便利だと思っているのは、冒頭に書いた通り、家電製品との連携だ。だってスマートホームだもの。

メニューにあった「スマートホーム」から、対応しているデバイスを接続してその機能を使うことできる。現状では対応機器は少ないが、iRemoconが対応すると表明していることからこの機種を買ったこともあり、とりあえずiRemoconに接続してみた。

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方法は以下。

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  • アプリメニューからiRemoconのスキルを選択
  • 新規デバイス登録を選択
  • iRemoconのシリアル番号とパスワードを設定し、デバイスを登録する

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しばらくするとiRemoconが表示される。で、ここで以前から疑問があった、「iRemoconで作成したレガシーデバイス(赤外線リモコンに対応した機器)の登録やマクロ機能はどうやって実現するのか?」である。すぐに予想ができるのは、スマートホンからの音声認識と同様に、リモコンに登録した機能(マクロを含む)を呼び出すことだが・・報道発表をよく読んでいなかったことが露見した。「出荷、開始より順次対応します」の一文だ。現時点では照明のメニューしかなく、しかも動作しなかった。まあ、自宅の使い方に合わせてカスタマイズをしてあるし、本来使いたい機能は、すでに登録してあるマクロ機能もある。

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例えば、よく使うマクロがある。こちらはSonyの学習リモコンにも登録してあるマクロだが、1ボタンを押すだけでテレビ、AVアンプ、BDプレーヤー、サブウーファーの電源が入り、アンプのHDMI入力設定もしている。映画を観るときのマクロだ。もちろん、終了用のマクロもあるし、これに照明を加えても良い。ウチでは、映画を観るときにはこのワン・ボタン、それに加えてボリューム調整をするだけだ。これをiRemoconにも設定してある。

で、結論を言うと、現時点でこれは実現できていない。なんたる落胆。正直に言うと、ここのところiRecomonはアップデートもなく、デザイン設定は相変わらずFlashで重く、使いにくく、画面を作るのにかなり苦労する。もちろん、使い勝手を考慮してそれなりに「凝った」画面を作っているということも一因ではあるが。動作も遅く、ハッキリと使い勝手は良くない。

しかし、今回のこのスマートホーム機器で、過渡的にとは言え、レガシーデバイスを生き返らせることが大きな目的でもあった。今までの腰の重さから考えると、すぐに対応をしてくれるのか不安になるところだ。ここは是非、要望を出していきたい。

ということで、新しもの好きな気持ちが満たされた部分が2割くらい、落胆が8割くらいだろうか。だって、今のままだと必要に応じてスマホやコンピューターに流してくれるSiriの方が便利だから。まあ、 Amazonのことだから、今後に大きな期待を持っている。その頃には各種家電もEcho意外のスマートホーム機器(先ほども書いたがGoogle Homeなども)に対応を始める頃でもあるだろう。

蛇足

家電メーカーはもちろんのことだが、今回の構想はネットワーク機器、とりわけセンサー機器との通信がキモになってくるのだと思う。そしてそれはクラウドサービスとの連携に繋がっていく。つまり、これはある意味、企業と社会にとっての大きなうねりの一部になる。コネクティッドカー、各種IoT機器のことも併せて考えれば、ハードウェア屋だけじゃなく、ネットワーク屋、チップ屋の活躍の場だとも思える。各企業にのみならず、各業界がスピーディに連携してもらいたいものだと思う。今までの日本的な確執?は捨てて。まあ、今までの流れだと・・ねぇ・・。

追記:しばらく使ってみたけれど、上記に書いたスキル呼び出しのコツは必要だけれど、Alexaだけで完結するのが意外に便利。うーん、スピーカータイプを買えば良かったかも。それと、これを使っていて、Google Homeも試してみたくなった・・。